エゾハルゼミと野鳥(初夏)

本州の初夏の高原らしい、エゾハルゼミの鳴き声です。エゾハルゼミは、陽が昇ってから鳴き出すので、野鳥のコーラスはおとなしくなってきています。ただし、飛来したばかりのカッコウは、これに負けじと、あちこちで鳴いています。エゾハルゼミの鳴き声は、まるで「ウェーブ」のようになだらかな周期をもち、ときには小さな声、ときには大きな声となり、この季節ならではの情緒を生み出しています。

(録音日:2013年6月12日、場所:栃木県日光市)