夕焼けの海岸

アメリカの音響生態学者のバーニー・クラウスは、「ジオフォニー(Geophony)」「バイオフォニー(Biophony)」「アンソロフォニー(Anthropophony)」の3つが、サウンドスケープ(音の風景)を構成する音だとしました。

著書『野生のオーケストラが聴こえる』によれば、「ジオフォニー」は非生物による自然の音、「バイオフォニー」は人間以外の野生生物が発する音、「アンソロフォニー」は人間が出す音であるとし、人間による開発が自然に与える影響を、音の面から考察し、警鐘を鳴らしています。

この話に興味のある方は、著書を手にとっていただくか、TEDのプレゼンテーション動画(13分ほど/日本語字幕あり)をご覧ください。

当プロジェクトでは、この分類にならい、録りためたオリジナル音源を、「ジオフォニー」と「バイオフォニー」のいずれかに振り分け、継続的に公開していきます。

野鳥のさえずりや小川のせせらぎなど、自然の音に触れ合うことで、少しでも自然に親しみ、これらを保護していこうという気持ちになっていただければ幸いです。